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WORD FROM UNDER THE TELEVISION

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2023年に開催されました、同名の展示に際して制作したジンです。
普段は風景や事象を対象にスナップを撮影する龍﨑が、テレビゲーム内で生成された仮想都市の風景をモニター越しに撮影した作品です。
外出が難しくなった最中、風景を撮る術はあるかと模索したのがきっかけとなり、年の生成から、自身が無意識的に認識する存在と非存在の境界を探索する作品となった。

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STATEMENT

寝付きの悪かった僕は、真夜中にテレビをつけるとマンハッタンブリッジに設置された定点カメラの映像が流れ始めた。
それを見て、昔父とニューヨークに旅をした時の事を思い出していた。
急遽決まった旅だったし、初めて行く土地にお互いピリピリとしており、あまり楽しい思い出ではなかったのを覚えている。
ぼーっとその映像を眺めていると「もしかするとこの中に、かつて父と乗ったタクシーが写っているのではないか。」という不思議な錯覚に陥った。

僕が創り出した架空の街。
そこで生活をする人間たちには皆名前もあり、職業もあり、どこで生まれたかも全てがログとして記録されている。
街の通りを歩いていると、スケボーランプがあった。そして、そこでスケボーをする青年を見つめている男性がいた。
男はまるで、実際にこの世のどこか知らない土地に生きる、その匿名の誰かの意思が宿ったのかもしれない。そう思えてくるのだ。

人はイメージを知覚した時、まず言語として記号へ変換し、自分の経験則と照合する。その最大公約数を以って認識する。

架空の街から送られてきた、決して見たことのない筈の絵葉書。
それを見たとき、人は何を以って風景や情景として認識するのだろうか。

あの時、監視カメラの映像に、自分と父が乗ったタクシーが写っていたのかもしれないー

この作品を通して、その答えがわかるような気がしたのだ。

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